金沢中央走ろう会/走快あらかると
初詣でランニングに参加して 初詣ランニング参加記録
2004年1月2日 H・O
スタート(石川県体育館前)
 "初詣でランニング"に参加して今年で4回目を迎える。
 午前7時に県立スポーツセンターに集合。天野耕兵衛代表から、今回で初詣マラソンが23回目を迎えることとなったこと。道路を走ることについての使用許可を取ってないので事故のないように。また、競争ではなく各自が平生やっているランニングを楽しむという心構えで実施するようにとの諸注意があり、準備運動をして午前7時半頃に出発した。参加者は116名。

尾山神社
 まず最初に尾山神社に向かった。例年は近道である裏門から境内に入っていたが、今回は正面の山門前で記念撮影するために正面から入った。NHK大河ドラマ「利家とまつ」の効果により、境内地には「利家とまつ」のブロンズ像も設置され、正面の山門も補修が完成し本来の落ち着きを取り戻したような感じがした。正月2日目の早朝ということもあり、参詣者も疎らであった。

尾崎神社市姫神社
 ついで尾崎神社に向かった。藤花学園の跡地前の緩い坂あたりを多少ゆっくり目のペースで通過。商工会議所の前を左折し、甚右ヱ門坂下あたりまで来ると少し呼吸に乱れを感じた。朱塗りの尾崎神社の社殿や塀全体が視界に入って来た。正面の石段を昇り、お参りして木立を抜け、金沢郵政局前を通り尾張町通りを左折し、市姫神社に向った。幟が数本建ち並ぶ境内地に入りお参りする。

東別院安江八幡宮
 ダイエー金沢店前の地下道を通り、横安江町商店街アーケードの真中あたりにある東別院山門を潜る。広い境内の向こうにある大きな本堂が目に入る。屋根雪除けの三角の板囲いを通ると微かに読経が聞こえてくる。お参りを済ませ、豆砂利を踏みしめながら山門を後にした。
 ここから安江八幡宮までは狭い小路を息を弾ませながら小走る。ここにも幟が参道の両側に数十本並んでいた。

久保市乙剣宮椿原天満宮
 次は久保市乙剣宮である。小橋の近くから浅野川沿いに進む。ゆったりとした流れに中の橋が見えてくる。小学生の頃にこの近くの母衣町に住いしていたこともあり、当時の思いがセピア色の映像となって思い出されてくる。当時と違って舗道も整備され消雪装置の水が染み出している。町名が復活した主計町に入る。ここへ来るとぐっと町並みが色っぽく感じられる。町並みの途中を右折し左折して泉鏡花の小説に出てくる「くらやみ坂」を昇る。当時は名前の通り相当暗かったとか。坂を昇り切った右手に「久保市さん」がある。正月らしく太鼓の音も賑々しく境内には菰樽が置かれていた。お参りした後、泉鏡花記念文学館の前を通り、浅野川大橋の手前裏通りを椿原天満宮に向けて進む。
 このあたりは両側とも屋並が連続しているが、早朝のためか人通りも疎らで我々数人ずつの集団が息を切らせながらもくもくと走るのが目立つ程度である。途中天神橋や賢坂辻への道路を横断しながら先へ進む。この道筋の町並みは昔の金沢の趣きを残したものが見受けられ、途中に道路が鍵型になったところが一ケ所あるのみで殆ど一本道である。
 そうこうしているうちに右手の方に緑の森が見えてきた。椿原天満宮の石段が目に入る。全部で百段近くありそうである。一気に昇るためにはゆっくりと確実に行こうと思い深呼吸してトライする。どうにか拝殿近くまで辿りついた。ここは、これまでお参りしてきた神社仏闇のなかでも一番緑が多く、深遠で灼かな感じがする。
 お参りした後、美大に向けて急峻な坂を昇らなければならない。正に心臓破りの丘に匹敵する本日一番の正念場である。積雪のある時は、ミゾレ状の雪が上から流れてくることもあるが、本日は路面の状態もよく、後は走る本人の心掛け次第である。千里の道も一歩からの諺を腹に押し込み、登る、登る、登る。息切れ寸前にどうにか美大の前に辿り着く。数年前は都市計画道路小立野・鈴見線が築造中であったが、トンネル工事も完工。左手に美大、右手に付属病院を見ながら石引2丁目交差点へ。

石川護国神社
 ここで右折し福正宗本店前を通り、石川護国神社へ向け快調に進む。松原病院前を左折し、直ぐに右折して裏小路に入る。左手の森が石川護国神社である。大きな鳥居を潜り拝殿に。古式にのっとり二礼二拍手一礼でお参りする。

金沢神社
 引き続き隣の兼六園にある金沢神社に向う。ここも建物全体が朱塗りであるため目立つとともに、学問の神様をお祭りしてあることから大願成就の絵馬が多く見受けられる。お参りした後、山門の入口横に昆布茶が用意されていたのでお相伴に預った。汗をかいたせいか塩気のある飲物が咽喉に心地良かった。

石浦神社
 広坂を下り左手の石浦神社へお参りした。石浦神社は今年の干支である猿にちなんだ神社と
して知られている。石浦神社にまつられている大山咋大神(おおやまくいのおおかみ)の使いが猿で、大願成就のほかサルにちなんで子育てや安産の神として知られているということである。今年も一年健康で過ごせるように、そしてランニングの方も年齢に応じて、それなりの記録が残せるように祈念し本日のAコースを無事終了した。

フィニッシュ会場(喫茶:曲水宴)
 正月3ケ日は兼六園は無料開放であることから真弓坂から入り長谷坂経由で紺屋坂を下った。曲水宴で心温まるぜんざいを頂きました。一汗かいた身体にとって甘さも丁度で満足感に溢れた至福のひと時でした。

 今年は天気模様も良く幸先の良い一年になるのではないかと大いに期待をしています。こうして一年振りで市内をランニングしてみると金沢の街も所々がリニューアルされ、新しい道路や緑地等が出来ていたりして、意外な発見をするものである。街も生き物であると思う。市民が住みやすいように街づくりをすることが大切であることをこの目で実感した次第です。この場所は、このように改良した方が良いのではないかと想像を巡らすことができるのもランニングの役得であると思います。来年、その場所が想像通りに変わっているかどうかを確認することが今から楽しみである。金沢中央走ろう会々員の皆さん今年もよろしくお願いいたします。

  犀川の 清き流れと 先き競う
  軽やかに 声掛け合う ランニング
  走るほど 弾む鼓動に 息白く
  走るほど 白々明ける 街明かり
  満月に 向かって進む ランニング
機関誌『走快』23号掲載
【注】WEB掲載にあたり編集しています。
【編集長メモ】
会報に掲載された『初詣でランニング』の記事です。大会写真集と合せてお楽しみください。
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