走快:東京マラソン写真集(6-1) 編集長のマラソン写真集

東京マラソン2007
大会資料など
写真集大会資料編集長レポート
2007.02.18
速報掲載:2007/02/21_記事更新:2010/03
給水所と応援大会資料:2008〜2010
フィニッシュ・ゲートで完走を喜こぶランナーたち
目次 1:スタート 2:日比谷〜品川 3:銀座〜浅草 4:銀座〜有明 5:フィニッシュ 6:大会資料 編集長レポート

■■大会資料■■
 参加者記録。EXPO会場、荷物預け、給水所などのサポート体制。気象データ。

フルマラソン参加者記録
完走率は、96.4%(車いす部門12名を含む)。
 フルマラソンの参加者は26058人。7時間の制限時間に25131人が完走した。フィニッシュ時間帯は4〜5時間がピークになっている。力量のある市民ランナーが集まった(集められた?)結果だ。3倍の応募から絞られたものではないだろうか。それは冷雨の悪条件での完走率に表れている。それでも927人が棄権している。
 同じ規模の人数が走るホノルルマラソンのフィニッシュタイムと比較してみよう。時間制限のないホノルルでは、7時間前後の15分間で1000人以上がフィニッシュしている。都市型のマンモス大会は交通規制から、こうしたランナーの脚切りもグラフにみることができる。
 それにしても15分間に2400人のランナー達が続けてフィニッシュしたのだから、ビッグサイトの混雑は広大な公園がフィニッシュ会場のホノルルの比ではない。
 これはコース上の混雑も同じだ。ホノルルを経験しているので、2万5000人規模には圧倒されなかったが、1.7倍の混雑した列に身を置くと、ペースの違いもあり、とても走りにくいものとなった。実際には10kmの部の5000人を加えた3万人が同時にスタートしている。ペースの違う種目でこれだけの人数を詰め込んだので、ホノルルの2倍を越す混雑した列となっている。これでは10kmまでのペースも狂わされてしまう。
 スタートラインに並ぶ位置がとても重要だといえる。チップで計測されるからと安心してはいけない。次年度大会の申し込みに当たっての留意事項である。

東京マラソン・エキスポ会場(2月16・17日:東京ドーム)
6419_東京マラソン・エキスポ会場。大会前日に受け付け手続きをします。

スタート会場(東京都庁:スタート前)
6444(08:14)_通りの両側に手荷物トラックが並ぶ。荷物を預けるランナーの列。ものすごい混雑です。
手荷物とトイレと寒さ対策

トイレの列はご覧のとおり。手荷物はスタート1時間前に預けるので、寒さ対策が必要です。東京メトロでポンチョを支給してくれました。
6445_手荷物用をトラックに積み込む
(09:06)スタートはA〜Kの11ブロックに分けられて並ぶ。セレモニーの様子は大きなモニターで紹介。

気象データ(東京:アメダス) 雨のち晴
時刻 気温 ℃ 相対湿度 % 風向 風速 m/s 降水量 mm 記 事
06:00 5.1 83 4.7 3  
07:00 5.1 83 4.5 4 07:00品川→渋谷→新宿
08:00 5.0 84 北北西 3.4 5 08:30荷物預け/08:45整列
09:00 5.2 85 北北西 4.1 6 09:10スタート/09:20通過
10:00 5.3 85 7.6 3  
11:00 5.6 85 6.1 2  
12:00 6.0 84 北北西 3.9 0.5  
13:00 6.6 84 6.1 1  
14:00 7.9 79 7.2 0  
15:00 8.7 74 7.1 0  
16:00 9.2 70 北北東 4.2 - 16:10フィニッシュ制限時間
天気の回復が遅れ、雨中の大会となった。
西から来る低気圧が関東南部を通過する。前日の予報を見て、低気圧が早く来て通過してくれれば、大会開始時には雨もあがってくれるか?と期待したが、回復も遅れて13時頃まで雨が続いた。記録をみると、スタート前の列に並んでいる間の降水量が多いことが分かる。寒さと雨の中で待つ時間がとても長く感じられた。私はゴルフで使用する雨具を着て走ったが最後まで脱げなかった。ランニングシューズに水の入る対策としてビニル袋を利用して足を濡らさないよう工夫した。こうした寒さ対策の効果があって、取材に気持のゆとりができた。
2007年2月17日9:00 2007年2月18日9:00







17日は高気圧に覆われての好天。途中の富山では立山連峰がきれいに見えた。大会当日の午後から低気圧が東に抜けると天気も回復。マラソン大会を狙ったような低気圧の通過だった。
2月17日6:42 北陸自動車道で東京に向かう途中、立山連峰からの日の出を迎える(劔岳〜立山〜薬師岳)

コース資料
2箇所の折り返しが楽しさを演出してくれる
 コースは東京の代表的な名所を織り込んである。それだけでも走りたくなる設定だ。なかでも品川駅前と浅草雷門の2か所の折り返しが良い。日比谷=品川間、銀座=浅草間の約33kmが対面走行となっている。建物や景色を両方向から楽しむことができる。ランナーの列からマンモス大会を実感しながら走れる。後続の仲間と出会える楽しみもある。写真撮影のチャンスも増える。応援の壁がそれをさらに増幅してくれる。
撮影ポイントは東京の名所とランナーの列
全体にフラットなコースとなっている。道路幅イッパイのランナーの列は最高の被写体だ。その『ウネリ』を撮影するには、坂の上下など高低差を利用する。今回は、撮影ポイントが限られるのが、取材ランの辛いところ。何度も横断歩道橋に上がって撮りたいと思ったが、チョット無理な状況だった。終盤の35kmから続く橋が高低差を準備していた。天気も回復したので撮影条件も良くなってきたが、ランナーの流れの幅は細さを感じるものになっていた。
給水ポイント・量は十分だったが、給食の準備はお粗末だ。
楽しみにしていた給食がない。本当に用意したの。 コース上の給水ポイントは、15箇所。2.5km間隔という、十分な体制だ。
 ハーフを過ぎたら給食が用意されていることになっているが、バナナのひとかけらも見ることができなかった。給水ポイントを通る度に、本当に用意したのかと信じられない思いだ。TVニュースを見た知人の話や翌日の新聞を見て、準備した量の少なさに唖然としたのは私だけだろうか。私は全ランナーの中間位でフィニッシュしているので、過半数のランナーが給食を受けることができなかったことになる。
 ボランティアの皆さんも、大会の盛り上がった途端に提供する食材が底をついたのではお手上げだ。ランナーと同様な気持を持たれたに違いない。
 ホノルルマラソンは、給食無しと案内されている(暑さもあるが)ので、バナナやクッキーをウェストポーチに用意して走る。地方の大会では、給食に工夫をしてランナーを楽しませてくれる。
 用意すると案内してあれば当てにもする。幸いコース沿道にコンビニが点在する。沢山のランナーが飛び込んでいるのを目にした。
 生憎の冷雨となったが、都心を走れる楽しさを満喫した大会で、関係者の努力には感謝している。ただ、給食に関する限りお粗末としか言いようがない。
 次年度は、どのように改善されるか? 給食は、準備〜提供、ゴミ処理など作業が複雑でスタッフの習熟も必要。食材を準備しただけでは解決できない問題を多く含む。それでも、ランナーは期待している。
 一方、ランナー側も自衛が必要だ。私は黒飴2個とアミノサプリメント粉末2袋をいつも携帯。万が一の場合の交通費と給食費も最低限ポケットに入れている。地方の大会では、使うこともなかったが、今回は、これが役立った。

【大会資料:続編】
第2回大会以降の資料など→ 大会資料:2008〜2010

■■エイドステーションと沿道の応援■■
 東京マラソンのサポート体制。都心の大会ならではの楽しさと苦労があったと思います。

エイドステーション。給水はたっぷり摂れたが。。。
6518_給水所は2.5kmごとに設けられている。ボランティアの元気な声援に支えられて走るのは楽しい。
6628_スポーツドリンクと水が交互に置いてある。水分はたっぷり摂れました。
カメラを向けると笑顔が返ってくる。 寒さと水分の摂り過ぎ?。公園トイレは、列も短かめ。
期待した食材。コースではお目にかかれず、フィニッシュ会場でやっと口にできた。
フィニッシュ会場で待望のバナナに手が伸びる。 コースで食べれなかったバナナが美味しい。

コース地図を参照しながら写真集をお楽しみください。→

ずっと続いた応援の壁
6624_傘をさした応援の壁が途切れない。仮装ランナーは応援の人気者です。
応援の定番になった名前のボード。 雷門前の応援は傘の列。
フィニッシュ・ゲート直前の応援席.。皆さんのおかげで楽しく走れました。ありがとうございました。
 エイドステーションと沿道の応援。私の取材ランの主要テーマです。沢山撮影していますが、掲載分には限りがあります。コースの写真集に主要なものを載せていますのでお楽しみください。

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