走快:健康体力つくり講座 金沢中央走ろう会:編集長のマラソン写真集
2005年健康体力つくり講座::写真集 掲載:2017/02|更新:2019/02

2005年2月5日  健康体力つくり講座:写真集
脳と健康ー脳はきたえられるか
 会報の講義記録は。編集長のマラソンの参考書です。記録を読み返し、自分なりのマラソンライフを組み立てています。講座の一覧表を掲載していますが、内容はつかめません。当時の記録から、講座の様子を紹介します。目に留まったら、会報に目を通してください。
 今回は、脳と健康について。高齢者にはとても興味のある内容でした。
講座の記録講座の案内編集長コメント(報告)

講座の記録
会報に掲載された講義録(部分)
【お断り】
 講座内容は、会報に掲載されています。WEB掲載できませんので、最初の部分を紹介します。
 以降は、会報をお読みください。

講座の案内
健康体力づくり講座(第57回)の開催案内
日時: 2005年 2月5日(土) 13:30〜15:00
場所: 石川県体育協会 会議室
住所:金沢市丸の内3−3。電話:261-8128。※石川県体育館の右隣です。
タイトル: 『脳と健康』
講師: 天野 良平(あまの りょうへい)先生
金沢大学医学部保健学科教授
放射線技術科学専攻
講師プロフィール:
研究領域: 放射性原子核トレーサ学
研究内容: α線放出核種の核医学治療への応用
核医学治療 in vivo ジェネレータの開発
マルチトレーサーの保健学応用
趣旨: これまで、脳は身体の中で、運動のための仕組みや呼吸や消化のための仕組みなど全ての器官をコントロールしている中枢である、ということが言われていながら、その詳しい実体はあまり知られていませんでした。
近年、その研究が広範囲に進められるようになり、これまで未知とされてきたその組成機能・生理等が幅広く明らかにされるようになってきました。
その結果、これまで加齢による仕方のない現象と思われていたことの中にも、運動や食物等の努力によっては老化が防げるばかりでなく、却って若返ることのできる場合もありうることが、いくつも知られるようになってきました。
今回は脳科学の最新の知見について、専門の研究者から直接お話を伺います。
主催: 金沢中央走ろう会
共催: 石川県健民運動推進本部
連絡事項: 参加費は、無料です。
申し込み 当日会場で受け付けます。
問い合せ 金沢中央走ろう会事務局

編集長コメント(報告)
健康体力づくり講座(報告)
 金沢大学:天野先生による『脳と健康』。楽しい解説に満席の会員も熱心に聴講しました。
講義の概要
@はじめに:
 健康とは心身がすこやかなこと。スポーツは心身(心技体)を鍛える。スポーツは健康を支える。
 脳は心・技・体の司令塔である。健康を考えることは脳を考えること
A脳と運動の仕組み:
 脳とニューロン。1000億を超えるニューロンの巨大なネットワーク。
 アインシュタインの脳。
 環境が脳を変える。
 大脳皮質の運動野と感覚野。
B脳梗塞になったら:
 栗本慎一郎氏の脳梗塞との闘い。
 リハビリ。視覚を利用して幻肢を治療する。
 脳ドック。
C脳(前頭前野)を鍛える:
 記憶と運動。初めて、運動を学習するとき。。記憶にもとづく運動をすると。。
 見て、読んで、聞こえると脳は。
 読み・書き・計算の学習は、前頭前野を活性化し、脳の機能を発達・維持・回復させる。
 暗算トレーニングは脳をフル活動させている。
  谷亮子流暗算トレ:トレーニング中やトレーニング間に暗算を入れる。
  応用編:ランニングしながら車のナンバーの足し算をやる。
Dまとめ:
 脳は心・技・体の司令塔である。脳を鍛えなければならない。
 心・技・体を鍛えること、即ち楽しく考えながらスポーツをすることが、脳を鍛えることである。
画像を使って脳の仕組を解説 熱心に聴講する会員
健康体力づくり講座:第57回の記録は、機関紙『走快』24号に掲載予定です。

【編集長の感想】
心・技・体を鍛える=楽しく考えながらスポーツをすることが脳を鍛える。走りながら計算したり思考をめぐらすことで、脳の活性化になる。
運動と思考を複合した活動が大切。編集長の『写真取材マラソン』などはまさにこの実践とのこと。女性会員の『おしゃべりランニング』もきっと脳を鍛えているのでしょう。
脳梗塞になったら。予感から入院そしてリハビリ。これは貴重なアドバイスでした。

健康体力つくり講座 編集長のマラソン講座
 2015年4月に機関紙『走快:会創設40周年記念号』を編纂・発行した。資料編で『健康体力つくり講座』のあゆみをまとめた。冒頭記事を紹介する。
ランニング・ライフをはぐくむ情報活動
 健康ランニングを目指すとき、ただ走っていれば健康体になれるわけではない。また、走ることにより身体の変化を感じることができる。自分の身体つくりにも興味や意欲がでてくる。こうした健康ランニングを支える理論つけを学習することが、練習量の加減や継続の源となる。
 今でこそ科学的な研究が進み、出版物も多い。当時はは参考書も少なく、研究者や実践者から経験などを直接学ぶことしかなかった。それにしても講師陣の顔ぶれに驚く。
 当時のトップクラスを講師を招けたのは、天野代表が石川県の健康体育課課長であったこと。後にランニング学会の会員となり、研究者との親交も続いていたことが大きい。また学会で研究するランニングおける脈拍計測を実施し、心肺機能などのデータ提供にも協力した。
 この講義内容は、会報『走快』に記録される。会員や兄弟クラブなどの同好者とともにこれら情報を共有し高めて行くためだ。今では科学的な研究も進み、さまざまな情報を入手することは容易になっているが、当時は情報を蓄積するこも大仕事だった。
 議事録のテープ起しは、大変な作業である。内容の面白さがこの作業を支える力になった。ぜひ、手にとって読み返して欲しい。
 ちなみ、月刊ランナーズ誌の第1号は1976年2月号。そのPRに下条編集長と橋本社長が中央公園の例会の場にこられた。ランニング情報発信の黎明期と重なっていることが興味深い。
【資料】健康体力づくり講座開催記録:年表


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