2000 RUNNERS AWARD 第13回ランナーズ賞受賞者表彰式 |
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平成12年12月16日(土)都市センターホテル |
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左から高石ともや、天野耕兵衛、藤本嘉信、馬杉次郎、武庫川スポーツクラブ(会長:高瀬実)=敬称略 |
序 |
シドニー五輪女子マラソン・高橋尚子選手の優勝は、20世紀の最後を飾るにふさわしい、明るい出来事でした。日本全体が、「楽しんで走った結果の」金メダルに沸き、高橋選手の走る姿勢に共感し、マラソンという競技が注目を浴びたことは、ランニングの未来を予感させるものでした。
「走ることの喜び、すばらしさを伝える」。健康問題、社会的不安が取り沙汰される中で、ランニングの明るさ、健康さが今ほど必要とされている時はありません。13回目を迎えたランナーズ賞ですが、今回も地域で現場で、それぞれのステージで走る世界を伝え、支え、もり立てている、数多くの人たちを称え続けています。すぐそこまで来た21世紀が、全てのランナーにとっての希望にあふれた時代であることを願って止みません。 |
選考にあたって |
走る喜びや幸せを人々に分け与え、市民ランニングの普及、発展に貢献した人物、団体などを表彰する「ランナーズ賞」は、今回で13回目の開催となりました。受賞された1団体4氏は、それぞれの活動で多くの人々に走る喜びや感動を与え、市民ランニングの普及、発展にご尽力された方々です。高石ともやさんは、ランナーとしてミュージシャンとして、その歌声と笑顔と走る姿で多くのランナーを惹きつけてきました。天野耕兵衛さんは、金沢中央走ろう会の代表として大会やジョギング教室の開催、健康づくり講座の開講など幅広い活動で、生涯スポーツの重要性を伝え続けてきました。藤本嘉信さんは、43年にわたり保善高校陸上部への情熱あふれる指導、生徒への人間教育に尽力されてきました。通算2200号を超える部報の発行は大変素晴らしいものです。馬杉次郎さんは、全国健称マラソン大阪支部長としての活動、大阪リバーサイドマラソンの創設、さらに90歳の現在も海外レースに参加する現役ランナーとして多くの人々に元気を与えています。武庫川スポーツクラブは、月1回のロード記録会を始め、ウルトラマラソンなどを独自に開催し、会員だけでなく幅広いランナーの参加を得るなどオープンな走友会としての活動が市民ランナーに支持されています。以上受賞された方々は、ランニングに関わっている全ての人々に強い励ましを与えていることと思います。これからも市民ランニングの発展に尽力されることを期待いたします。また受賞者の皆さまに心からお祝いを申し上げますとともに、今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
2000年12月ランナーズ賞選考委員会 委員長 小野三嗣 |
【収録元WEBページ】http://www.runnet.co.jp/jouhou/Raward/2000.html |