45周年記念=特集
脈々と45年。ランニング・ライフを確かなものに。

 2020年4月、金沢中央走ろう会は創設45周年を迎えました。2015年に40周年記念事業として、当会の歩みを編纂し、金沢中央走ろう会のバイブルとなる記念誌を発行しました。
 今回は、その後の5年間を中心に活動記録を紹介します。=編集長
分類 タイトル (敬称略)
運動習慣 今改めて、健康ランニング 野村泰裕
活動記録/広報 活動記録としての機関紙『走快』とWEBサイト『走快』 編集長
参考記事 草創期の例会写真が出てきました=例会写真集 編集長

主な出来事 主な活動内容は、例会速報を参照
2015〜2020 2015/04 会の創設40周年/会報【走快・40周年記念号】発行
2015/11 金沢マラソン初回開催=地元に都市型マラソン誕生
編集長のマラソン写真集が、新聞社の金沢マラソン特集記事で紹介されました
2017/09 マラソンに挑戦する会の会場を県陸上競技場に変更
2020/04 会の創設45周年
2020/06 会の新WEBサイト運用開始

運動習慣
今改めて、健康ランニング
2020/06 金沢中央走ろう会 代表 野村泰裕
 新型コロナウィルス感染拡大により、全世界に脅威が広がっています。最初は「ランニングは風通しのよい屋外で行うので大丈夫だ」という情報だったけれど、そのうちに「ランニングも気をつけて行って欲しい」ということになってきました。金沢中央走ろう会では毎週日曜日の朝6時から四高記念公園で例会をしていますが、マスクをして間隔を空けて体操し、少人数グループに分かれて間隔を空けて走るようになりました。県内及び全国のロードレースやマラソン大会もことごとく中止となりました。ランナーの目標もなくなり、練習に張り合いがなくなった人もいることでしょう。しかし、会員は「ランニングによって体温を上げて、免疫力をつけよう」と、自分の健康管理に目を向けるようになり、改めて「走ろう会の原点=健康ランニング」に立ち返るきっかけにもなりました。
 金沢中央走ろう会は、昭和50年(1975年)4月に創設されました。生活が豊かになり、子どもも含めて運動不足が叫ばれていた時代でした。当時、県教育委員会保健体育課課長だった天野耕兵衛さん(故人)が「ランニングを通して健康づくりをしよう」と市民に呼びかけ、約 20 人の会員で始まりました。ランニングが習慣化するように、例会に多く参加する会員を表彰する制度も続けてきました。そして、通算参加回数で番付表をつくっています。創設当時から会員の北野義雄さんが東の横綱で、先日、通算2,000回参加の表彰を受けました。たいへんお元気な83歳です。
 毎週の例会では、最初にストレッチ体操を中心とした準備運動、そしてジョギング、最後にもストレッチ体操を中心とした整理体操。全身を動かすことを目的としたこの練習スタイルは当時も今も変わりません。日本にストレッチ体操が紹介される以前から、同様の体操をしていたことが自慢です。また、今でこそランニングに関する情報は溢れていますが、創設当時は、ランニングや健康に関する情報は少なく、大学の先生等を招いて健康体力づくり講座を開催して勉強してきました。それ以来、走ることだけでなく、広く健康増進につながるための講座を開催しています。現在のランニングブームは「市民マラソン大会に参加することが楽しみ」、「自己記録を伸ばしたい」という楽しさが支えていますが、今こそ健康づくりを目的とした〈健康ランニング〉を実践していかなくてはいけないと思っています。
例会出席表彰
2000回の出席表彰。1000回以上の出席者と記念撮影です。Nさん=1120回は欠席

活動記録と広報
活動記録としての機関紙『走快』とWEBサイト『走快』
2020/09 WEBサイト編集長
機関紙『走快』
 
機関誌『走快』の冊子版創刊号は、1982年に発行されています。そして毎年編集・発行し、年度ごとの活動を記録した貴重な資料となっています。2015年に40周年記念号を発行しました。これは、記念事業として1年がかりで編集したもので、当会の全体像を理解できるバイブルのような内容にしてあります。
 これ以降、会員のランニングライフを募集し、冊子にする気運がないのが気がかりです。ソーシャルネットワークの時代といってしまえば、それなりに納得してしまうのでしょうか。これまでは、健康講座やホノルルマラソンなどの参加記録を軸に会員のランニングライフを募集していました。会報を担当していた幹事長は代表となり、60代の半ばにかかります、会の趣旨を継承する次代の後継者の養成も必要です。これは例会や開催行事・大会を通じて体得していくものです。地域貢献型の活動方針も、会員の気持ちがまとまらないと上手く機能しません。地元で金沢マラソンが誕生し、スポーツや健康に関する情報も容易に入手できる時代になっています。行事を減らし、簡素化を図っていく中で、難しいかじ取りになっています。そうした、各人のランニングライフや会の活動についての思いを記すことの意味を大切にしたいものです。

WEBサイト『走快』=2004/4〜 
 金沢中央走ろう会のWEBサイトは、2004年4月に開設。私が編集長として、会員向けというより、外部向け広報の位置づけで運営しています。目的は2つ。
 @大会・行事の案内=全国規模で案内できる大切な機能です。
 A当会活動を紹介=マラソンに挑戦する会を軸に、当会の大会行事、会員の練習の様子、そして地域のマラソン大会の参加記録などを写真集で紹介。地域のランニング愛好者の皆さんに、ランニングの楽しさを伝えたいとの思いで取材・編集しています。すべて私の手作りですが、金沢中央走ろう会の資料室として重量級WEBサイトになっています。
 地域貢献を目指す当会では、ボランティア志向の会員を必要としています。多くの大会行事を運営するには、会員の確保も必須です。WEBを見て会員になる方が増えてきました。開設のころ心配していた世代交代もクリアできました。
 会員は若返りましたが、大会運営などのパワーは高齢会員が主体のままなのが課題です。省力化を図る一方で、10時間リレーなど行事を減らすようになってきました。また、他の同好会と同じく、会員も会員同士で楽しむ傾向が強くなっています。そうしたニーズから新たなWEBサイト利用の仕組み(下記サイト)ができました。事務局の機能も簡略化を図っています。
 WEB環境の進化に応じ、17年間リニューアルしながら運営してきた編集長は、2021年は76歳を迎えることで、2020年度末でこの役を退くこととしました。このサイトは、これまでの内容で、【編集長のマラソン写真集】として個人運営していきます。掲載してきた大会や行事の写真集は、いままでとうり利用できます。今後は、私的な特集も組んでいきたいと考えています。

新WEBサイトの運用=2020/6〜
WEBサイトの運営は、会全般の活動を掌握していることが基本です。引継ぎは、私より10歳若いN代表ということで調整してありました。2020年6月に新WEBサイトの運用が始まりました。

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Copyright kanazawa-runners.com 記事掲載:2020/09