■白山登山2013: 7月、コマクサを楽しむ。 | 編集長の登山写真集 | ||||||||
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■白山の花 | 掲載:2012/6/17|更新:2012/10/25 | |
■スライドショー版写真集をお楽しみください。 収録写真を一覧表にしてあります。 写真の上にカーソルを置くと、キャプションが現れます。 見たい写真を左クリックすると拡大表示します。 拡大写真の左側・右側を左クリックし、切り替えます。 移動操作は、項目ごとに区分してあります。 |
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今回の山行で撮影した高山植物を紹介します。=写真集を制作中です=|【参考】白山登山地図資料 | ||
●コマクサ=高山植物の女王。咲き始めたばかりの群落をみつけました。 | ||
コマクサ。白山では幻の花です。咲き始めたばかりを撮影しました。 | ||
●クロユリ=室堂平のお花畑で咲き始めました。 | ||
●ハクサンフウロ・ハクサンコザクラ=お花畑を彩る可愛いピンクの花。これからのようです。 | ||
●室堂平の銀座通り。お目当てのお花畑は、まだ雪渓の下です。 | ||
室堂周辺のお花畑の様子です。散策路の両側は、まだ雪が残り、咲き始めはこれからのようです。 西側は大きな雪渓です。これが融けると大きクロユリが咲くお花畑になります。 |
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●お花畑で見かけた花=整理中= | ||
【出典】国土交通省北陸地方整備局の資料を利用しています。 |
【編集長レポート】 | ||
白山:20120710 | ||
■クロユリは咲いたか? 白山のお花畑を楽しもう。=2012.7.10= | ||
1ケ所だけで出会ったハクサンフウロ | クロユリは沢山咲き始めています | コマクサは幻の花。出会いました。 |
咲き始めた高山植物と雪渓の変化を楽しみました。=撮影枚数:845枚= | ||
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●幻の花。コマクサ。 | ||
登山を始めたら、コマクサに会いたいと想う。愛嬌のある小さなピンクの花だ。私にとって長い間、幻の花だった。コマクサの群落で有名な八ヶ岳。この山は初冬から厳冬期が私の登山シーズンだ。カラマツなどの紅葉は楽しめたが、コマクサとはまったく無縁だった。北アルプス・南アルプスなど国内の3000m超峰はすべて登ったが、いずれもコマクサの季節を外しているか、コースの関係で巡り逢うこともなかった。 58歳で始めたマラソン。61歳からはサブフォーで走れるようになった。昔からのスポーツも楽しむようにしている。マラソンシーズンを終えた、5〜7月はゴルフ・シーズン。猛暑の時期は避暑をかねた高地練習として登山を組み込む。立山・御嶽山・乗鞍岳の3000m峰を毎年登るようになった。これは地元の登山バスを利用するもので日帰りできる便利なツアーだ。8月下旬から10月の好天のタイミングを狙って申し込む。 乗鞍岳は、コマクサに一番手軽に会える山だ。毎年会えるようになったコマクサ。シーズンも終り頃とあって、形はともかく、期待したピンクの艶はなくなっている。7月の山行を計画したいところだ。 宿泊を伴う北アルプスや南アルプスの機会が減るなかで地元の白山に通うようになった。2011年は8月・9月・10月と3回登った。いずれも日帰りだが、コースを替えて楽しんでいる。2012年は残雪期の6月から登ろうと予定に組む。目的は、雪渓とお花畑の変化を楽しむことだ。白山の花図鑑も用意している。 白山にコマクサ。新聞記事にビックリ。もともと白山には自生していない。誰かが移植したのではないか。外来種なので駆除するとの内容だ。駆除される前に見ておきたいものです。間に合うのかしら。 梅雨の合間、2〜3日の晴が続きます。大雨のあとなので1日置いて7月10日に出かけます。 室堂センターの係員にコマクサについて尋ねたところ、外来種なので生育地は教えられないとのこと。自分で探すしかありません。コマクサの自生する環境を考えれば、それらしいところに目星をつければ良いわけですが、うまくいくのでしょうか。 室堂周辺ではクロユリが咲き始めていますが、散策路の両側に咲きほこるはずのハクサンフウロは十二曲がりで2輪みただけ。残雪が多くてお花畑はまだまだの状況です。顔を見せ始めた花たちを撮影していきます。黄色系・白色系の花も咲き始めていますが、やはり赤系が欲しい。期待した一面のお花畑はしばらく先だなと、気持ちの落ち込むなか、コマクサの群落を見つけました。咲き始めたコマクサは、少し短めですがピンクの色艶は申し分ありません。もちろん傷やイタミもありません。 今回の山行の最大の獲物だ。これまで出会ったコマクサの中で一番に若々しく(?)、ピンクの濃淡とその艶もまぶしい。撮影を夢中にさせるひと時です。駆除作業の経緯は知らないが、白山のコマクサは、まさしく幻の花となるかもしれない。その想いがよぎるだけに、いとおしい気持ちでシャッターをきります。 コマクサの話題に加えて、白山に生息していないはずの雷鳥が見つかったとの話もでている。雷鳥には出会う機会が多かった。南アルプス・白根三山の単独行で稜線を縦走中、道案内よろしく一緒に歩いたこともある。地元で会えるかな。 野鳥のサエズリは、ウグイス・ホトトギスなど地元定着の鳥が主体だ。前回(6月15日)より、数も少なくなっていた。 |
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●十二曲がり・黒ボコ岩周辺〜室堂 | ||
●山頂部 火口湖めぐり | ||
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●白山登山とフルマラソン、どっちがキツイ? | ||
白山登山の基本ルートは、砂防新道〜御前峰〜お池巡り。自宅を出て帰宅まで、12時間くらいを予定している。観光新道・エコーラインなどルートを変えると時間も変化するが、帰宅時間を19時までと計画して行動する。遅くとも室堂を15時までに出発することだ。暗くなった山道の運転は危険が伴う。夕暮れまでに国道(白峰地区)に入るようにしたい。 撮影機材はカメラ3台と時にビデオが加わる。リュックの重さは食料・水・雨具・着替えなどの必需品を加えて12〜15kg位か。登山の装備は、余り減らすことはしない。非常食やライト・折りたたみ傘も必ず持つ。荷物の増える縦走登山に備えてのトレーニングとして捉えているからだ。ストックはリュックに縛りつけているが、使わないままのことも多い。 今回は自宅を出て帰宅まで、13時間かかっている。高山植物の撮影が主目的で、記録写真も含めて845枚の撮影に納得か。コマクサを探したり、下山途中で黒ボコ岩から観光新道を300mくらい下ってお花畑の様子調べにいくなど寄り道(?)をした分が加算されたようだ。 |
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【編集長と登山】 |
■マラソンのシーズン・オフは登山で高地練習? |
2003年5月、年末のホノルルマラソンに挑戦しようと練習を開始した。7月に、前穂高岳・富士山を登り、残していた3000m峰の全座登攀を果たした。評価すべきは、その体力だ。スピード登山に、マラソン練習の脚力と持久力の向上を確認した。 以降、山への想いが復活し、マラソンシーズンを終えると登山を楽しむようになった。2008年からは、登山バスを利用して3000m峰を楽しむプランも組み込んだ。白山は2009年8月に登る。実に30年ぶりだ。 2009年秋口から2010年春にかけて体調不良で入院を繰り返したことから、マラソン練習を休止。65歳からは登山も体力の調子を見ながらのものとなった。 地元白山の魅力を味わおうという気持が強くなった、2009年8月末の登山がキッカケだ。砂防新道・室堂周辺・観光新道のお花畑の楽しさを知った。頂上部からの眺望や雰囲気も良い。季節を変えて登るようになった。2011年は夏の終りから晩秋にかけて3度、2012年は残雪からお花畑の頃を見計らって3度登った。10月下旬、紅葉を楽しもうと登ったら、初冠雪となっていた。(2012年10月記) |
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