■取材後記 |
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大会常連のMさんと。今大会で唯一、私の写っているいる写真です。 |
●競技役員と撮影
能登島ロードレースの撮影。前日のお昼頃に車で会場入りします。撮影機材はカメラ3台・ビデオ1台・脚立など。取材用のマウンテンバイク。雨天対応の雨具一式(透明ビニール傘・カメラの自作カバー・合羽)。走りながら撮影することも考えて、ランニングウェアも準備します。汗をかくので着替えなども3〜4組。夕方の空き時間に練習するフルートと楽譜も忍ばせます。こうした装備や機材・荷物が多いのが撮影担当役員。(=私のマラソン大会撮影の基本パターンです)
大会プログラムに記載されている、私の競技役員としての役割は、コース監察員です。自転車で並走しながら、ランナーの皆さんの様子を確認します。体調不調やトラブルがあると対応します。これに組み合わせて写真・報道の役をこなします。
今大会は雨模様、蒸し暑い日となりました。ハーフマラソンの皆さんと一緒に汗をかきました。 |
●大雨警報に準備は大変。
前日(1日)は未明から大雨となりました。能登地方に大雨警報、七尾線は始発から運休という状況です。午後から前日受付があるため、スタッフは10時集合です。強い雨の中、金沢から会場に向かいます。午後から雨も小降りになってきましたが、断続的に降ってます。給水所の設営も翌朝に変更。
大会当日、給水担当は氷の準備で4時から行動開始。会場の準備は6時から開始です。 |
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●スタート直前に雨があがる。
カメラに防水ケースをセットして撮影開始です。雨の中、傘をさして会場に向かう参加者の様子など、雨天の雰囲気をねらいます。もう1台の一眼レフカメラは、防水ケースなしです。室内や雨が上がった状況で使います。 |
●ハーフの部のスタートは2回に分けて行う。
前回、参加者が2000名を超えました。近年、ハーフの部の参加者が増加し続けています。(グラフ参照)
ハーフの部の参加者が多いことから、2回に分けてスタートすることになりました。スタート直後の坂道での転倒などの事故防止を図るためです。今年も同じ方法となりました。
スタート直後の下り坂と交差点を過ぎた上り坂は、密集したランナーの列を撮影するベストポジションです。事前に下り坂の途中に脚立を用意しておきます。
これまで、スタート時の撮影は、この坂の途中で撮影していましたが。2回に分けたことで、スタートライン付近での撮影もできるようになりました。最初のスタートは道路に出るところで撮影。2度目のスタートは、整列を撮影し、スタート直前に坂へ移動、ランナーの来るのを待ちます。末尾を撮影後、MTB(自転車)に乗ってランナーを追いかけます。上り坂の途中、消防署が次の撮影スポット。坂を上るランナーを狙います。ここまで追い越したランナーの分だけ沢山撮影できます。この後ランナーと並走、追い上げしながら撮影を続けます。前半はかなりのアップダウンが続くので、結構ハードな撮影行です。 |
●今回で撮影スタッフは終了?
編集長は2004年大会から参加し、2006年大会からは競技役員(コース監察・報道写真担当)としてボランティアを継続してきました。顔なじみの皆さんの笑顔に会えるのが楽しみです。今回は記念の20回大会。私は14回の参加ですが、そろそろ役員引退を考えています。
毎回ハーフの部を選手と一緒にコースを巡りながら撮影します。アップダウンの多いコース、上り坂では自転車を押して上りますが周りのランナーに負けない速さ(?)を心がけています。笑顔で走ろうを合言葉に撮影する編集長。元気な姿を見せられないのでは言行不一致です。ランナーの列を徐々に追い上げ、2時間フィニッシュの撮影に間に合わせる。監察員として、故障者の対応もあります。72歳のオジイチャンのやる遊びではなさそうです。
この大会を支える人材・スタッフの高齢化がすすんでいます。近年、1人・2人とボランティアを退く人が続いています。事務局も含め推進母体そのものが十数年同じメンバーで運営してきたのです。
勤労者体育協会の事務局長Nさんは私と同い年。この4月に事務局長を交代し、業務ノウハウ継承のため相談役として今大会も中心となっています。彼が頑張っているうちは手伝おうというのが編集長のスタンス。潮時と予定していた大会がきました。それでも撮影担当は体力勝負。大会7日前、18km走で体調を確認しておきます。どの大会の撮影でも、コースの中に入る場合は、完走できる練習をして臨むのが基本です。
今回も能登島の景色と夏のレースを楽しむランナーの皆さんを沢山撮影しました。シリーズ写真集『能登島ロードレース』と合わせてお楽しみください。 |
●大会は次回からリニューアルされます。
大会継続に向け、関係者の協議がすすみ、運営母体を能登島地域の組織が引き継ぐ方向で決まりました。今大会を、その腹積もりで体験し、引き継ぎの話し合いがもたれる予定です。これまで中心となって大会を支えてきた金沢のスタッフは、順次(?)現地のスタッフに代わることになります。 |
●スライドショー版写真集をお楽しみください。
シリーズで紹介している『能登島ロードレース』の写真集。今回の撮影は740枚です。WEB掲載では、主要写真をスライドショー形式で楽しめるよう編集します。
WEB掲載写真の前段で制作する写真集は1920×1080ピクセルのハイビジョン画面サイズです。これを大画面のテレビで鑑賞。細部もくっきり、迫力も出て結構楽しめます。
WEB版は、720×405ピクセルと小さなサイズになりますが、雰囲気は伝わると思います。お楽しみください。 |
●能登島大橋の撮影
この大会は能登島大橋の無料化をきっかけに開催されました。『能登島ロードレース』の写真集の表紙には能登島大橋を使用しています。
毎回、前日の会場入りの途中で撮影してきましたが、今回は大雨で、撮影にむきません。大会終了の帰途に撮影します。
大会の準備には、これまで撮影した作品を閲覧して、撮影のイメージや工夫を考えます。暑い日の入道雲のかかる能登島大橋がカッコイイのですが。 |
●和倉温泉・総湯で汗を流す。
能登島大橋を渡ると和倉温泉です。大会の汗を流すのは決まって、ここの総湯にしています。会場の跡片付けを済ませた後なので、大会参加者の混雑が治まったころを見計らっています。
2004年ころは、島内の島の湯を使っていましたが、和倉マラソン開設以来、和倉温泉にして10年以上経過しました。
来年の大会役員を約束していないので、当地で入浴するのは納めになるかもしれません。 |
掲載:2017/07/10|更新:2017/07/__ |