編集長の登山写真集をお楽しみください。

2012年の白山登山 編集長の登山写真集
新緑と残雪・お花畑・紅葉・新雪をシーズンごとに楽しみました。
6月15日:残雪7月10日:お花畑8月2日:お花畑10月25日:初冠雪と紅葉

2012年の白山登山 6月15日_新緑と残雪を楽しむ
7月10日_お花畑(1)コマクサを楽しむ
8月 2日_お花畑(2)お花畑は最盛期
各山行の写真集をお楽しみください。 10月25日_紅葉と初冠雪の白山登山

白山の花 掲載:2012/6/17|更新:2012/10/25
 ■スライドショー版写真集をお楽しみください。
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=撮影枚数:XXX枚=掲載枚数:XXX枚= 

今回の山行で撮影した高山植物を紹介します。=写真集を制作中です=【参考】白山登山地図資料

コマクサ=高山植物の女王。咲き始めたばかりの群落をみつけました。
クロユリ=室堂平のお花畑で咲き始めました。
ハクサンフウロ・ハクサンコザクラ=お花畑を彩る可愛いピンクの花。これからのようです。
室堂平の銀座通り。お目当てのお花畑は、まだ雪渓の下です。
 室堂周辺のお花畑の様子です。散策路の両側は、まだ雪が残り、咲き始めはこれからのようです。
 西側は大きな雪渓です。これが融けると大きクロユリが咲くお花畑になります。
お花畑で見かけた花=整理中=

 【出典】国土交通省北陸地方整備局の資料を利用しています。

【編集長レポート】

白山:20120615
新緑と残雪の白山登山を楽しむ=2012.6.15=
新緑と残雪の白山登山です。
梅雨の晴れ間に楽しみました。

=撮影枚数:430枚=
残雪の白山。春の花と渡り鳥の鳴き声を楽しみました。
 白山登山を毎年楽しんでいます。昨年は8・9・10月と3回。今年は、春の白山を楽しみたいと、6月半ばを考えていました。金曜日、梅雨の晴れ間をねらって出かけました。すがすがしい空気の中、新緑の樹林帯を登ります。沢山の小鳥がさえずっています。相棒のYさんは野鳥の会の会員。鳴き声から鳥の名前を教えてもらいます。甚之助小屋付近から上の登山路の日陰には残雪も多く、谷筋は雪渓を上ったり、横切ったりすることになります。
【野鳥や高山植物に詳しいYさんのメモより】
◇鳴き声を聞いた鳥=ミソサザイ、ホトトギス、ビンズイ、コルリ、ウグイス、クロジ、ルリビタキ、カヤクグリ、遠くでジューイチ(カッコウの仲間)、緑啄木鳥(アオゲラ)、アカゲラ等がさえずっていた。シラビソの上でさえずっていたクロジ(なかなかお目にかかれない野鳥です)を撮影しました。
◇見かけた花の名前=ズダヤクシュ(喘息薬種)、マイズルソウ、ユキザサ、タチツボスミレ、エンレイソウ、サンカヨウ、ニリンソウ、チゴユリ、やまがらし?、ショウジョバカマ。木の花では、簪の飾りのような黄色い花ウリハダカエデ、ムシカリ、ガマズミ、ムラサキヤシオ(ツツジ)等が主に見られた。

白山:20120710
クロユリは咲いたか? 白山のお花畑を楽しもう。=2012.7.10=
1ケ所だけで出会ったハクサンフウロ クロユリは沢山咲き始めています コマクサは幻の花。出会いました。
咲き始めた高山植物と
雪渓の変化を楽しみました。

=撮影枚数:845枚=
幻の花。コマクサ。
 登山を始めたら、コマクサに会いたいと想う。愛嬌のある小さなピンクの花だ。私にとって長い間、幻の花だった。コマクサの群落で有名な八ヶ岳。この山は初冬から厳冬期が私の登山シーズンだ。カラマツなどの紅葉は楽しめたが、コマクサとはまったく無縁だった。北アルプス・南アルプスなど国内の3000m超峰はすべて登ったが、いずれもコマクサの季節を外しているか、コースの関係で巡り逢うこともなかった。
 58歳で始めたマラソン。61歳からはサブフォーで走れるようになった。昔からのスポーツも楽しむようにしている。マラソンシーズンを終えた、5〜7月はゴルフ・シーズン。猛暑の時期は避暑をかねた高地練習として登山を組み込む。立山・御嶽山・乗鞍岳の3000m峰を毎年登るようになった。これは地元の登山バスを利用するもので日帰りできる便利なツアーだ。8月下旬から10月の好天のタイミングを狙って申し込む。
 乗鞍岳は、コマクサに一番手軽に会える山だ。毎年会えるようになったコマクサ。シーズンも終り頃とあって、形はともかく、期待したピンクの艶はなくなっている。7月の山行を計画したいところだ。
 宿泊を伴う北アルプスや南アルプスの機会が減るなかで地元の白山に通うようになった。2011年は8月・9月・10月と3回登った。いずれも日帰りだが、コースを替えて楽しんでいる。2012年は残雪期の6月から登ろうと予定に組む。目的は、雪渓とお花畑の変化を楽しむことだ。白山の花図鑑も用意している。
 白山にコマクサ。新聞記事にビックリ。もともと白山には自生していない。誰かが移植したのではないか。外来種なので駆除するとの内容だ。駆除される前に見ておきたいものです。間に合うのかしら。
 梅雨の合間、2〜3日の晴が続きます。大雨のあとなので1日置いて7月10日に出かけます。
 室堂センターの係員にコマクサについて尋ねたところ、外来種なので生育地は教えられないとのこと。自分で探すしかありません。コマクサの自生する環境を考えれば、それらしいところに目星をつければ良いわけですが、うまくいくのでしょうか。
 室堂周辺ではクロユリが咲き始めていますが、散策路の両側に咲きほこるはずのハクサンフウロは十二曲がりで2輪みただけ。残雪が多くてお花畑はまだまだの状況です。顔を見せ始めた花たちを撮影していきます。黄色系・白色系の花も咲き始めていますが、やはり赤系が欲しい。期待した一面のお花畑はしばらく先だなと、気持ちの落ち込むなか、コマクサの群落を見つけました。咲き始めたコマクサは、少し短めですがピンクの色艶は申し分ありません。もちろん傷やイタミもありません。
 今回の山行の最大の獲物だ。これまで出会ったコマクサの中で一番に若々しく(?)、ピンクの濃淡とその艶もまぶしい。撮影を夢中にさせるひと時です。駆除作業の経緯は知らないが、白山のコマクサは、まさしく幻の花となるかもしれない。その想いがよぎるだけに、いとおしい気持ちでシャッターをきります。
 コマクサの話題に加えて、白山に生息していないはずの雷鳥が見つかったとの話もでている。雷鳥には出会う機会が多かった。南アルプス・白根三山の単独行で稜線を縦走中、道案内よろしく一緒に歩いたこともある。地元で会えるかな。
 野鳥のサエズリは、ウグイス・ホトトギスなど地元定着の鳥が主体だ。前回(6月15日)より、数も少なくなっていた。

白山:20120802
もう一度、お花畑を楽しもう。=2012.8.2=
 今年、3度目の白山登山。前回お目にかかれなかった花たちに会いに行きます。前回は1〜2輪ほどしか見れなかったハクサンフウロやハクサンコザクラ、一面に咲いているのを楽しめました。
 山頂部のお池巡りの楽しさを実感しました。百姓池は小さな池です。秋以降に行くと、何とも面白みのないものでした。今回は違います。池の周りはクロユリ・ハクサンコザクラなどお花畑で彩られています。大汝峰やお宝庫などを水面に映して撮影します。6月・7月・8月と3週間おきに訪問したなかで一番時間を費やしたのが、この周辺でした。
【お断り】
今回も、沢山撮影しました。連日の暑さで、編集作業にかかる気持になりません。掲載までしばらくかかります。
8月 2日_お花畑(2)お花畑は最盛期

白山:20121025
新雪と紅葉の白山を楽しむ。=2012.10.25=
 今年、4度目の白山登山。10月22〜23日に寒冷前線が通過し、各地で暴風雨に襲われました。移動性高気圧も張り出して、冷え込みも深まりました。白山に初冠雪です。
 別当出合の登山口から中飯場までは紅葉を楽しめます。甚之助避難小屋の手前辺りから雪が見られます。小屋を過ぎると雪道らしくなってきます。途中、装備の不十分な方たちは何組か引き返しています。十二曲がりは滑りやすくて注意して登ります。頂上では風も弱く、陽が当たって暖かさを感じます。
 今回の山行は、中飯場で会話した岐阜県からきた○大学薬学部山岳部のメンバーと行動をともにした、楽しいものとなりました。8:20に登山口を出発し、日没までに登山口まで戻ってきました。8月初めの登山では暑さでペースを落としましたが、今回は快調です。
大学山岳部のパーティーをガイド(?)しました。
 山岳部のメンバーは二十歳前後、私の方が先輩です。ガイドをかねて、登り下りの要所要所で雪道の歩き方、早く下るときの脚の運び方などをアドバイスしてきました。そして、最後は、ランニング講座を開催。11月にハーフマラソンに参加するとのこと。甚之助小屋の広場で、体幹をつかった走り方のワンポイントアドバイス。これは山歩きにも役立つものです。中飯場までは早いペースで下山しましたが、ここからはペースを落とすようアドバイスします。車の運転が待っています。これまでたまった脚の疲れを歩きながらほぐしていくものです。この区間は紅葉の真っ最中。これを愛でない法はありません。
=紅葉を楽しみます(別当出合〜別当覗)=
=雪道を登ります(別当覗〜南竜分岐)=
=雪道を登ります(南竜分岐〜 )=
詳細は、10月25日:初冠雪の白山登山

【お断り】
 今回も、沢山撮影しました。9〜10月の大会写真集も捗っていません。スポーツの秋・芸術の秋。天候がよいので、デスクワークよりも、身体を動かすことが優先です。掲載までしばらくかかります。

【編集長の登山写真集】
マラソンのシーズン・オフは登山で高地練習?
【体力の回復で、スポーツを楽しむ】
 2003年5月、年末のホノルルマラソンに挑戦しようと練習を開始した。7月に、前穂高岳・富士山を登り、残していた3000m峰の全座登攀を果たした。評価すべきは、その体力だ。スピード登山に、マラソン練習の脚力と持久力の向上を確認した。
 以降、山への想いが復活し、マラソンシーズンを終えると登山を楽しむようになった。2008年からは、登山バスを利用して3000m峰を楽しむプランも組み込んだ。白山は2009年8月に登る。実に30年ぶりだ。
 2009年秋口から2010年春にかけて体調不良で入院を繰り返したことから、マラソン練習を休止。65歳からは登山も体力の調子を見ながらのものとなった。
 地元白山の魅力を味わおうという気持が強くなった、2009年8月末の登山がキッカケだ。砂防新道・室堂周辺・観光新道のお花畑の楽しさを知った。頂上部からの眺望や雰囲気も良い。季節を変えて登るようになった。2011年は夏の終りから晩秋にかけて3度、2012年は残雪からお花畑の頃を見計らって3度登った。4度目は10月下旬、紅葉を楽しもうと登ったら、初冠雪となっていた。(2012年10月記=更新)
【もともとの趣味を深める】
 マラソン写真集を、お楽しみいただけたでしょうか? 大会に参加し、走りながらランナーの笑顔を撮影するのは、私にとって楽しい時間となっています。運動中に、シッカリ観察する眼を養い、脳を働かせるのが私のボケ防止です。この撮影方法は、登山でしてきたものです。樹林帯から森林限界・稜線へ。変化する景色をお気に入りの構図で切り取る時間を大切にしています。

【参考】白山登山地図資料

写真特集編集長の登山写真集

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