走快:ホノルルマラソン2004 編集長のマラソン写真集【ホノルル特集】

2004ホノルルマラソン完走記録
写真マラソン2004(資料編)
完走者のフィニッシュタイムをチェック
当日の気象データ・編集メモなど
2004.12.12
掲載:2004/01/01_更新2005/01/10
目次 市街からDHへ ハイウェイ ハワイカイ HW(復路) カハラ DH(復路) フィニッシュ 公園・表彰式 日記 仲間 資料

編集長レポート 掲載:2005/01/01 更新:2005/03/03
写真マラソン2004。大会記録をチェックしましょう。
 ホノルルマラソン2004(第32回)の参加者は25,671名。内日本人15,723名です。
 22,388人が完走。最終は、15:00:07の4名。中間の11,194番は、5:34:20です。
 完走者のフィニッシュ時間の分布を調べるため、15分単位でフィニッシュした人数のグラフを作成しました。4:45〜5:00が一番多くなっています。
 これは、私の取材マラソンのペースと同じ時間帯です。写真マラソンの被写体となったランナーは大会に参加した平均的な走力の人たちということになります。
 年齢別ではどうでしょう。結構面白い数字がでてきます。

完走者のフィニッシュ時間帯のグラフ(2004大会)
【2004年大会参加者】25,671名が快走(内日本人15,723名)
グラフ資料:大会翌日発行の記録新聞より作成

年齢別平均完走タイム(2001大会)
グラフ資料:ホノルルマラソン協会日本事務局HPデータより作成
【取材マラソンの目標タイムは、平均完走タイムの少し前です】
 2004年大会の記録新聞には年齢データはありません。このグラフは2001年大会の年齢別平均完走タイムです。年齢帯は、20〜24、25〜29のように5歳きざみです。
 取材マラソンの目標タイム:4時間45分〜5時間15分は、平均タイムの少し前になります。
 比較的元気なランナーと一緒に走ります。被写体としても楽しい雰囲気を出せると考えました。
 この資料は、初参加の時にチェックしていました。昨年は、初マラソンでもあり5時間を意識して走りました。結果は4:50、目標をクリアできました。今回は、写真をシッカリ撮ろうとういうことで、5時間をオーバーしても、5:15を守りたかったのはこのグラフが理由です。

当日の気象情報
  午前 5:00 午前11:00
天候 くもりときどき晴れ 晴れ
気温 19℃ 25℃
湿度 81% 47%
なし 東の風10m/時
資料:ホノルルマラソン協会日本事務局HPデータより
【ランニングには最高。写真取材には、青空をもっと。】
 風のないランニング日和です。その分、汗が早くから出ています。昨年は高速道路で東からの強い向かい風と日差しでした。今回はとても走りやすかったですね。
 写真は青空の方がキレイです。東の空は日の出に合わせて晴れてきましたが、西の空は雲がひろがっています。曇っている分、光が拡散し写真も柔らかくなります。
 カメラを使うだけに、雨だけは降ってくれるな。。との願いは満足な形で叶えられました。

撮影テーマは、『25,000人の中で走る楽しみ。そしてボランティアと応援。』
 ホノルルマラソンはまさにお祭り。楽しい被写体があふれています。
 今回の撮影テーマは、『25,000人の中で走る楽しみ。そしてボランティアと応援。』です。
 2003年の大会は、初マラソン。そして、初めての海外マラソンでした。好奇心も旺盛で、撮影ポイントの多さにフィルムの枚数も忘れそう。ランニング中に20数枚撮影しました。
 この時は、『マラソンを楽しむ自分自身』を被写体にしました。走りを進める中で、次回はボランティアと応援をテーマに撮りたいと感じていました。また、初マラソンでもあり5時間以内の目標設定もありました。一番の制約はカメラとフィルム。フィルム1本分の撮影でも、自分自身を被写体にすると、撮影依頼などの時間に15〜30分はかかります。撮りたいのを我慢しながらも、どんな応援があるのか、観察しながら走ります。とても楽しい時間でもあったのです。
 2004年大会は、昨年の経験から150枚くらいの撮影予想です。
 撮影装備は、500万画素デジタルカメラ。レンズは28mmの広角〜85mmの望遠ズーム(35mmカメラ相当)。これに512MBのメモリーカードを装着。撮影画素数は1280×640ピクセルに設定します。これ以上のサイズでは、カードへの書き込み時間が長くなって、次の撮影に影響が出るので、我慢のしどころです。撮影画素数を小さくしても、受像画素数の大きいカメラの方がよりキレイに撮れます。カメラの重たい分は、練習で体力をカバーします。収録画素数を小さくしたことで500枚も撮影できます。心配なく取材できる準備ができました。
 マラソン中に150枚くらい撮影すると、150×10秒=25分。目標タイムは、あくまで5時間以内を守りたい。しかし、今回は写真マラソンを楽しむことが第一目標。撮影したいものを逃すことの方が悔いが残ると思い、4時間45分〜5時間15分の間と大まかに設定。この時間帯の走行ペース表を用意しました。
 走り終えてみると、被写体の多さと楽しさで何と241枚も撮影していました。その後、会場や表彰式などで106枚。計347枚も撮影していました。
 被写体は、25000人の集団をつくるランナーは勿論ですが、それを支えるボランティアと応援をきめ細かく撮影できました。とにかく表情が豊かです。これを楽しまない手はありません。撮影で楽しんだ分、フィニッシュタイムは5時間13分と、5時間をオーバーしましたが、この満足感には代えられません。

高性能コンパクトカメラを携帯しました。
写真取材に使用したカメラ 写真取材に使用したカメラは、Richo Caplio GX。
 登山などの写真にも利用しようと、高性能のものを準備しました。ストロボシューなどもあり、少し重めなのが難点。本体重量は約205g。バッテリーやSDメモリーカード・ストラップなどを装備すると、約280gです。
 汗や水濡れ対策に小さなビニル袋と小タオルが必需品です。
 暗い中のスタートで、日の出までの光量不足の状態が2時間以上あります。バッテリー節約のため、ストロボ撮影を控えるのが大切です。
【事前練習で、オモリを持って走りました】
 カメラを片手にマラソンを走る。重さに慣れておこう。秋からの距離走では、両手に500グラムの鉄アレーを握って走りました。
=注=カメラを持った腕を空いた腕より曲げることで、左右のバランスをとることができます。それに気付いて以来、カメラの重さを気にすることはなくなりました。2008年から一眼レフカメラを持って走るようになりましたが、練習でオモリを持って走ることはしていません。
【大会に持参した撮影機材】
 ホノルルマラソン2004年大会に準備したのは、デジタルカメラの他に、フィルム用一眼レフカメラとビデオカメラを各1台。これは、主に観光用に使用しました。

写真マラソンの楽しみ方
@まず、自分がマラソンコースを走っている感覚で、アルバムをお楽しみください。
 参加された方で、景色や周りのランナー達を観察する余裕のなかった方には新たな発見があるかもしれません。参加したことのない方は、この大会の楽しさを理解していただければ幸いです。
A次に、これらの写真を撮影する立場になって観てみましょう。
 狙いの大小はありますが、目的を持ってカメラを構えシャッターを切っています。このカメラアングルはどこから撮ったのだろう。どのようにして撮影したのだろう。そんな写真が沢山あるはずです。ハイウェイの分離帯に上ったり、歩道からなど、時には作業をお願いしたり、チャンスの時間待ちをしていることもあります。薄暗い時は、電柱にカメラを固定して撮影します。結構時間をかけて撮影していることがお分りになると思います。 
B貴方も試してみませんか?
 このような楽しみ方があることを知ってください。楽しい大会で走りながら、自らも楽しむ工夫の一つです。写真マラソンにはまると、ヤミツキになりますよ。そのためにも、余裕をもって完走できるよう、日頃の練習を心がけています。
【編集長のランニングライフ】
練習記録:ホノルルマラソン出場への道のり
2004年11月23日合同練習会
ホノルルマラソン2003『初めてのフルマラソン』 この画面のTOPへ 次のページへ
写真特集取材マラソンホノルルマラソン写真集ホノルルマラソン2004

【写真集更新メモ=2020/12】
 2019年大会までのホノルルマラソンの参加者グラフです。2007年東京マラソンの発足以来、国内のマラソン大会が盛んになりました。それでもホノルルマラソンの人気は衰えていません。2020年は新型コロナウィルスの世界的感染拡大の影響で、ほとんどのマラソン大会が中止となりました。
 私は大会撮影を楽しむ機会がなくなったことで、撮影マラソンンのきっかけとなったホノルルマラソンの写真集をスライドショー形式に再編集することにしました。ランナー・ボランティア・応援の皆さんと交流を楽しむスタイルはこの時から同じなのが面白いところです。

シリーズで紹介している『マラソン大会』の写真集。
ホノルルマラソン写真集はその原点です。主要写真をスライドショー形式に再編集しました。
写真サイズを大きくしました。お楽しみください。
=2020/12=
写真集の再編集(2020年)

ホノルルマラソン2004:目次 編集長のマラソン大会写真集
HM2004 暗い街を走る 日の出を迎えます エイドと応援 楽しい対面走行 住宅街を走る
TOP/目次 1:市街からDHへ 2:ハイウェイ(往) 3:ハワイカイ 4:ハイウェイ(復路) 5:カハラ地区
完走タイム ダイアモンドヘッド あと1km〜完走 走り終えて 好天の5日間 取材の出会い編
大会資料 6:DH(復路) 7:フィニッシュ 8:公園・表彰式 9:ハワイ滞在日記 10:仲間と楽しむ

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